ULのトレーサビリティプログラムについて

ULのトレーサビリティプログラムについて

電線工場でのケーブル製造から電材商社においての中間加工(切出し)、ケーブルAssy会社による組立加工の工程を経てお客様へ納品されるまでに、きちんとUL認定工場・会社を経ているのか否かを追跡できるプログラムがあります。

ULのトレーサビリティプログラムについて

電線工場(メーカー)

電線工場で生産されたULケーブルは認証内容に応じULラベルが指定条長ごとに発行されます。

ULラベル(例)

ULラベル(例)

電材商社

電線工場で製造されたUL認証電線が中間加工業者によって切断されると、電線メーカーのULラベルは無効となりUL認証電線である事の証拠を失ってしまいます。

その解決方法としてプロセスト・ワイヤ・プログラムがあります。

内容はUL認定された材料をトレースするためのプログラムです。指定の長さに切断され片端または両端の被覆を剥して梱包出荷される電線を対象としています。

ULラベル(例)

プロセスト・ワイヤー
切断したUL電子ワイヤーについて要求される。

プロセスト・ワイヤーリスプールド
リールなどに巻き変えたUL電子ワイヤーについて要求される。

ケーブルAssy会社

電材商社から購入のUL認証電線に組立加工を施すと、電材商社のULラベルは無効となりUL認証電線である事の証拠を失ってしまいます。

その解決方法としてワイヤリング・ハー ネス・プログラムがあります。

UL認証電線にハーネス加工を施しハーネスにワイヤリングハーネスラベルを付けて出荷することでコネクタ付きなどのAssy製品がUL認証品であることを間接的に証明します。

ULラベル(例)

ULラベル(例)
一般的なワイヤーハーネスについて要求される。


弊社のAssyはUL認定未取得なので、電材商社等からUL認証ケーブルは調達するも、Assyした時点でUL認定品ではなくなる(ワイヤリングハーネスラベルは未貼付になる)のでご了承ください。