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オフィス内におけるLANカテゴリ要件

■2021年5月 改訂

JIS X 5150-2ではオフィス要件からCAT5eが削除されました。

JIS X 5150-2は、オフィスビル内及びオフィス間の汎用配線設備又はオフィスビル以外のビルのオフィス空間における汎用配線設備について規定しており、オフィスの水平配線設備では最低でも Cat.6以上の性能を提供しなければならず、データ転送速度が1Gbpsを超えるアプリケーション(2.5Gbps、5Gbps、10Gbps)では Cat.6A以上が望ましいと規定してます。

今回の規格改正により、オフィス施設ではこれまでの主流であったCat.5eケーブル及び部材を使用した場合、JIS規格に適合しないこととなり、今後は配線部材にCat.6以上を使用する必要があります。

POINT

CAT6とCAT6Aの最も大きな違いは、「対応速度」と「伝送帯域」にあります。

カテゴリ 対応速度 伝送帯域 規格
CAT6 1Gbps 250MHz TIA(アメリカ通信工業会)とEIA(アメリカ電子工業会)が策定した規格
CAT6A 10Gbps 500MHz TIAとEIAが策定し、ANSI(米国国家規格協会)が承認した規格

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