メタルケーブルの構造

メタルケーブルの構造

メタルケーブルの基本は、電気の流れる「導体」と、電気が外へ漏れるのを防ぐための「絶縁体」にて構成されています。絶縁体内の導体が1本のものを「単線」、導体が複数本より合わされているものを「より線」と呼びます。

単線と撚り線

導体は外側の表面に近い部分ほど電気信号が流れ易くなる「表皮効果」という性質があり、導体が太くなると表面積が広くなるので、表皮効果が高くなります。

この効果により、単線は電気信号が流れ易くなりますので、通信の安定性や長距離伝送に長けていますが、柔軟性がないので狭い場所での取り回しが困難になります。

 より線は、導体の1本1本が細いため表皮効果が低くなり、通信の安定性や長距離伝送は単線よりも劣りますが、柔軟性があるので狭い場所での取り回しが容易になります。